第115話

廊下の先では、セリーナは協力するふりをやめていた。

「そんな目で見るの、やめてくれる? ここで“もう一人の女”なのは私じゃない。エイラよ」

「ウィンスロップさん、もう一度だけ言います。弁護士の同席を求める権利があります」

「いらないわ。だって、私は何もしてないもの」彼女は紙コップを数インチ押しやった。「セバスチャンと私のほうが先だった。あの女は、彼がどん底のときに入り込んできて、爪を立てて、絶対に離れないようにしたのよ。彼は彼女を愛してない。今までも一度も。だから、ええ、彼は私にいろいろ買ってくれた。何がそんなに分からないの?」

捜査官は何かを書き留めた。

「彼女と結婚したのは、都合のいいタ...

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